羊普及活動6年目の、
新たなチャレンジ

ひつじアンダーグラウンド

森保宏

羊普及活動6年目の、
新たなチャレンジ

ひつじアンダーグラウンドは5周年を迎えました

こんにちは。ようやく秋の空気が感じられる季節になりましたね。

先月の9月8日、ひつじアンダーグラウンドは5周年を迎えることができました!これもひとえに羊LOVERのお客さまをはじめ、お付き合いをさせていただいている羊飼いのみなさま、当店を支えてくださるさまざまな関係者のみなさまのおかげです。いつもありがとうございます。

今月のnoteでは、日本料理の名店「おんじき」の馬頭さん、最高のワインを取り揃えるワインバー「クレイエール」の大森さんとともに開催した周年の特別イベントを改めて振り返ります。和食とワインのプロとタッグを組んで羊の楽しみ方をご提案するという刺激的な経験を経て、私たちが掲げる「羊LOVER創造計画」にまた新たなチャレンジ項目が増えました。

きっかけはコンビニでの偶然の再会


記念すべきタイミングでこの素晴らしいコラボが実現したのは、森保が「おんじき」の馬頭さんにコンビニでばったりお会いしたことがきっかけでした。

馬頭さんとの森保の出会いは、コロナ禍に神戸の飲食店同士で発足した「神戸ラーメン研究会」でした。その後数年を経て、たまたまコンビニで再会。

「久しぶりにご挨拶をして少し一緒に飲んでいたとでころ、馬頭さんが『ヒロさん(森保)、なんかイベントやりませんか?』とありがたいことに声をかけてくださったんです」。その頃は、ちょうど7月半ばごろ。9月に私たちの周年が控えていることをお伝えしたところ、周年イベントのコラボを快く引き受けてくださいました。

その後は試食会を重ね、さらに大森さんには料理に合わせたワインのペアリングをお願いして特別コースの内容を調整。フランス惣菜店「Cuisine Passe Partout」の吉川さんにもサポートしていただき、最高のイベントのための準備が整いました。

羊×日本料理×ワインという新たな可能性

羊をメインに提供する私たちと、日本料理の馬頭さん。「羊×和食(魚)というテーマが生まれたことで新しい表現の可能性が探れると思いました」と森保。その言葉どおり、当日の特別コースはお客さまにもとても喜んでいただけました。

こちらがお品書きです。

・羊の生ハムと柿のフロマージュブラン〜キャビア添え〜
・ラムハツの白和えとシャインマスカット/ローストラムの幽庵漬けと蕪の甘酢/羊羹
・松茸とワンタン(羊の挽肉と白味魚すり身)のお椀
・北海道産羊のタルタルステーキと雲丹
・羊赤身と鮪の握り
・金目鯛のパン粉揚げ 羊乳とサフランのチーズがけ リゾットソース
・北の極み フルーツトマト
・ラムチョップの朴葉焼き
・ウイグル風羊スペアリブ土鍋ご飯
・無花果のロックフォールムースがけ

馬頭さんがひいてくれた最高のお出汁に、松茸と羊のワンタンが。とにかくしみじみおいしく、羊が和食に見事にマッチした一品です。
松茸でテンションが上がったところに、羊のタルタルwith雲丹。贅沢の極みです。
羊と魚の共演=「鮮」。そんな羊トークも繰り広げました。赤酢ベースのシャリも美味。羊の上に乗っているのは刺激的な毛沢東スパイス。
締めにもかかわらずお客さまの反応が非常に良く、店内が盛り上がったのがこちらの土鍋ご飯。モンゴル・ウイグル自治区で食べられている羊のごはん「ポロ」をイメージしました。

特別な日に羊を食べるという選択を広めたい

羊肉がまだまだ浸透していない日本。牛肉や豚肉、鶏肉と同じように当たり前に食の選択肢に入るように羊の魅力を広めていきたいということは、これまでもお伝えしてきたとおりです。

ただ、今回の周年イベントで提供した特別なコース料理が思いのほかお客さまに喜んでいただけたことは私たちにとって大きな発見であり、収穫でした。

「少し贅沢なコースで羊の新しいおいしさを知っていただいて、羊肉の概念をガラリと変えるのも羊LOVER創造計画の一つの戦略かなと。このイベントで終わりではなく、これからもうちのお店で継続してやっていこうと決めました」と森保は話します。

ジンギスカンなどの気軽な羊料理に加えて、特別な日に召し上がっていただきたい特別なコースを今後形にしていく予定です。

「羊LOVER創造計画」は、どんどん進化中。

馬頭さん、大森さん、そしてサポートしてくれた吉川さん。貴重な体験をありがとうございました!

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