焼き鳥屋 Timeless の、
はじめの一歩!
ごあいさつ
【Timeless】
①永久の、永遠の
②時代を超えた、不朽の
2024年3月15日。焼き鳥屋「Timeless(タイムレス)」をオープンしました。場所は、1895年から神戸の街を見守ってきた「服部メガネ」さんのビル3階。旧居留地にもほど近い、歴史の深いすてきな場所にご縁をいただきました。
膨大な「今」を積み重ねることでできた歴史。その1ページにTimelessのあゆみは記されたばかり。生まれたばかりのこのお店ですが、食べることの根源的な喜びやかけがえのない時間を、少しずつ、そして何より楽しく、この場所でみなさんと刻んでいけたらと思っています。

お店の空間や食材のこと…。お伝えしたいことは山ほどあるのですが、まずはTimelessに立つスタッフのご紹介を。オープン前の3月某日、まだお客さまをお迎えしていない、ちょっぴり緊張感のある店内にて。
「Timelessという店名を最初に聞いたとき、めっちゃいい名前やなと思ってテンションが上がりました。お店で提供する焼き鳥や、魚や野菜を囲炉裏で焼き上げる古典的な原始焼き、そしてこの歴史ある場所にもしっくりくる名前です。タイムレスな価値を伝えることに携われるのが楽しみですね」。

「窓に広がる絵画みたいな雰囲気がTimelessっぽいですよね」。大きな窓の外に見えているのは、1913年創業の神戸のシンボル・大丸神戸店です。
フランス料理店や焼き鳥屋の料理人として厨房に立っていた増永。感覚を研ぎ澄ませながら、日々おいしさを追求しています。
そして、Timelessに欠かせない存在がもう一人。鶏について語り出すと止まらない自他ともに認める鶏LOVERで、仕込み&サービス担当の杉本麻佐美です。

ちなみに色違いも持っているそうです。
「Timelessという言葉が持つ『本質』や『ずっと変わらないもの』といった意味合いは、シンプルなお料理だったり、こだわりを持って育てられた食材に通ずるものがあります。私にとってはすごくフィットした価値観で、『そうそう、そういうのがいい!そういうことがやりたかったの!』と思ったんですよね」
これまでに焼き鳥屋はもちろん、鶏をさばくことを専門に働いた経歴も持つ経験豊かな杉本。生産者さんからお客さまに届くまでの過程をあらゆる視点で見てきた彼女は、せっかく大切に育てられた食材が右から左へ流れていくような、そんなもどかしく悲しい現状も見てきたそう。
お店で扱う鶏のエピソードについてはまた別の回で詳しくお伝えできればと思いますが、宮崎県の養鶏家・押岡さんとの出会いを経て、Timelessでは生産者さんからお客さままで一直線に想いが届けられるような焼き鳥を提供していきます。

正しさよりも 「楽しさ」 を
わかりやすく目に見える価値が重要視される昨今ですが、私たちが大切にしたいのは、人と人の温かい交流や、心から素直に「おいしい!」と心が躍る楽しい体験です。
炎で焼くという原始的な手法と塩で味わう。
大切な人と語らう。
これってまさに、本能的な喜びであり自然です。
いろいろな考え方があるとは思いますが、焼き鳥ってきっと、難しい顔をして食べるものではないんじゃないかと思うんですよね。
タイムレスな価値を焼き鳥を通して伝えることを大切にしながらも、「料理やサービスでみんなが楽しそうにしているのがすごく好きなんです。この想いが、飲食店でやっていこうと決めた原点です」と、お客さんを楽しませるために全力な増永。
「こだわりを追求しているのは極端に言えば私たちの勝手であって、ただおいしい焼き鳥を食べたいと来てくださるお客さまに押し付けるのは違うなと。Timelessは『好きなものを、好きなように』楽しめるお店だと思っています」という杉本。
力強く野生的な食材を炎で焼き上げる、本能が喜ぶ料理。
時を重ねた色気のある空間。
「こんなん焼いて〜」にも気前よく応えてくれるような心地よいサービス。
スタッフが一丸となって、こんなタイムレスな価値体験をお届けしていきます。
これからみなさまと楽しい時間を共有できたら思います。どうぞよろしくお願いいたします。
