「焼き鳥にはビールだけ」とはもう言わせない!?
最高の相棒を探してみた(前編)
焼き鳥に合わせるお酒、みなさんなら何を選びますか?
やっぱりビール?それともハイボール?
どちらも間違いなく王道ですが、もしそれ以外にも「焼き鳥がもっとおいしくなる最高の組み合わせ」があるとしたら…?
そんな疑問を確かめるべく、Timelessのスタッフみんなで焼き鳥×お酒のペアリングを楽しんでみました。シャンパン、日本酒、ワイン…いろんなお酒をずらっと並べて自由に試してみたら、そこには思いがけぬ新発見が。
思わず盛り上がってしまった、Timelessによるペアリングの会。前編と後編に分けてお届けいたします!
焼き鳥のポテンシャル、解放せよ!
冒頭の質問に戻りますが、この中で一番若いスタッフの杉谷は、そもそも焼き鳥とお酒を意識的に合わせてみるという発想があまりなかったとのこと。でもその気持ちもわかります。だって、焼き鳥ってそのまま単体で食べても最高においしいですもんね。ちなみに仕込み担当の杉本は「ビール一択」だそう。それはそれで潔くてすてき!(笑)
ソムリエの資格を持つ田中は、日本酒にも精通しているお酒のプロ。過去には系列店のベーカリーバカンスのnoteにてパンとお酒のペアリングについても教えてくれました。
田中いわく、「合わせるお酒によっては、焼き鳥単体で食べるよりもさらにお肉の味を引き出してくれる可能性があると思うよ」とのこと。
ならばさっそく試してみよう!ということで、まずは田中がイチオシするペアリングからスタートしてみることに。
実はシャンパンは超優秀なパートナー
この日のTimelessには6〜8種程度のグラスワインと50〜60種ぐらいのボトルワインがありました。数ある中からまず選んだのはシャンパン!

実は先日、お客さんとしてTimelessに来ていたという田中。「コースの最初から最後まで楽しむとなると、シャンパンが一番いいんちゃうかなと思う」。
聞けば、特に黒ブドウを使ったシャンパンはコクがたっぷり。焼き鳥の脂や香ばしさに寄り添い、旨みを底上げしてくれるんです。しかもレバーやハツといった内臓系独特の濃厚なコクにも調和してくれるため、より深みのある味わいが生まれるんです。
シャンパンのあまりのオールラウンダーぶりには全員が驚き。これはぜひ、みなさまにも試していただきたい。おすすめです!
おいしく食べるうえで、炭酸って重要
「シャンパンもビールもハイボールもサワーも、全部炭酸が入ってますよね?やっぱり脂をスッキリ流してくれるという意味でも、焼き鳥を食べていて炭酸系を欲するのは自然ですよね」と店長の増永。

確かに!さらに、レモンサワーなど酸を感じるものであれば脂の多い食事とは絶対に相性がいいですよね。ビールやサワーを選んでいるのは本能的なものなのかも。
田中からは「香ばしさをしっかり受け止めてくれるのは苦味」との一言も。なるほど、ハイボールやビールにはビターな要素がありますもんね。相性の良さにはこうしてきちんと理由があるんですね。
結局どれもおいしい(笑)だけど…
「組み合わせに正解があるわけじゃないし、やっぱりどれを食べても飲んでも普通においしいよね(笑)。でも、さっきみたいなちょっとロジカルな話を店員さんから聞きながら食べるのはめっちゃ好き。何も知らずに食べたり飲んだりするよりも満足感が上がりません?」とは、メンバーの村川。

だからこそ、我々スタッフが価値の引き出しを増やすべき。ということで、ここからは日本酒やジン、白や赤ワイン以外にロゼやオレンジなども合わせてみました。「こりゃたまらん…!」とみんなが思わず声を出してしまった、予想外の組み合わせも。
大盛り上がりのペアリングの様子は、後編に続く…。