【バカンス、奈留島へ行く#3】
職人の味を、子どもたちへ!
手探りで挑んだパンづくり体験
前回の【バカンス、奈留島へ行く#2】は……
長い移動を経て、ついに奈留島へ上陸したチームバカンス。
初日のメインイベントは、奈留島初の出張パン屋「バカンスマルシェ」だった。どれだけの人が来てくれるのか、始まるまではまったくの未知数。
ところがふたを開けてみると、クロワッサンや塩パンをはじめ、早々に売り切れるパンも続出した。
そんな予測不能な一日目に続く二日目。この日もまた、チームバカンスにとっては初めてのことだらけ。
最初に待っていたのは、島の子どもたちとのパンづくり体験だ。いつもスーパーで買うパンとは違う、自分の手でつくる本格的なパン。
生地に触れるのもこの日が初めて、という子も少なくなかった。
初めてだらけのパンづくり体験。みんなに楽しんでもらうために、店長たちはどんな仕掛けを用意したのか……!?
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ベーカリー バカンス / ル・クロワッサン・ド・バカンス
AM8:00 パンづくり体験、スタート!
集まったのは、小学生から高校生まで9名の島の子どもたち。
チャレンジするパンは、大きく分けて3種類。バゲット、クロワッサン、好きな具材を自由に巻いたり包んだりする菓子パン&惣菜パンだ。





まずは、店長の村本と追中から挨拶。自己紹介を終えると、道具や材料、今日つくるパンについての説明が始まった。

なかでも、みんなが興味津々だったのがクロワッサンの生地。


小さな三角形の生地が、どうやったらあのクロワッサンの形になるのか。店長たちの手元を見ながら、さっそく子どもたちは驚きの表情。
手探りで進めた企画だったが、どうやら出だしは上々。
いざ成形作業が始まると、会場の空気は一気に真剣モードへ……!
カスタードクリームを包んでみたり、ソーセージにくるくると生地を巻き付けてみたり。
小さな手、大きな手、それぞれのペースでパンが形になっていく。
店長たちも驚く集中力で、個性豊かなパンが次々と生まれていった。





AM10:00 焼き立てのパンに、大歓声が上がった!
みんなでつくったパンは、発酵させてから焼き上げへ。
焼き上がりまでは、少し時間がかかる。
その間にも、店長たちはちゃんと次の仕掛けを用意していた。
この日の午後に販売するパンの焼き上げ見学だ。
オーブンから焼き立てのクロワッサンが出てきた、その瞬間。

「おいしそう!」
「いい匂いがする〜!」
歓声と拍手が、わっと広がった。
AM10:30 大盛り上がりの質問コーナーと、まさかのプレゼント
焼き立てのパンの香りに包まれながら、質問コーナーへ。これが、予想を超える盛り上がりに……!
- なんで『バカンス』という名前にしたの?
- パン屋さんは、朝何時に起きているの?
- パンづくりで一番大変なことは?
- 一日に何個パンをつくっているの?
- パン屋さんをしていて一番うれしいことは?
- パンづくりで一番大切にしていることは?
- 材料を一番使うパンは?
- 形をつくるのが難しいパンは?
次から次へと、手が挙がる。


もっとパンを身近に楽しんでもらいたい。
そんな思いから、実は村本と追中はあるサプライズを準備していた。
それが、本物のパン生地でつくったキーホルダーだ。


ところが、プレゼントを受け取ったのは子どもたちだけではなかった。
前回の記事にも登場した、パン屋さんになるのが夢の小学生・あさちゃん。質問コーナーの最後に、店長たちへ心のこもった手紙をこっそり手渡してくれた。

PM12:00 自分で作ったパンのお味は?
パンづくり体験の締めくくりは、自分でつくったパンを自分で食べること。
ちょっと不思議な形になっていたり、ふっくら膨らんだ形だったり。一つひとつ表情の異なるパンを受け取るやいなや、さっそくその場でパクパク食べる子もいた。


「おいしい!」と笑顔になる様子を見ることができて、店長たちもホッと一安心
でも、この日体験したのは、パンづくりだけではなかったはず。
やわらかな生地に触れる。形をつくる。
オーブンの熱気とバターの香りに包まれる。
ふだん食べているパンも、自分の手でつくってみると少し違って見えてくるもの。
パンって、おいしくて楽しい。
そんな発見ごと持って帰ってもらえたなら。
それだけで、店長たちにとっては大きな手応えだったはずだ。

